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組合アレルギーなわけ [先生っぽい戯言]

みんな全日制高校に通っているのだから、進学しないのはおかしい

そう言って進学を渋る保護者を強引に説得した中学校の教員を複数、知っている。

本人の意向や能力を無視してまで、「みんないっしょ」に拘る意味があるのだろうか。
そう、ある教員に訊ねたことがある。
しばらくの沈黙の後、彼はこのように切り返した。

みんな同じでないと、
同じでない人が可哀そうじゃないか

差異を認める教育をしているはずの教員(ちなみに、彼は人権教育の主担当でもある)が、
なぜ多数派と同じ道を歩まない生徒を下に見て、憐れむのか。
中卒や特別支援学校、職業訓練校を選んだ生徒に対しても失礼ではないか。
様々な反論が頭から浮かんでは消えたが、何をどう伝えればいいのか分からなかった。
今にして思えば、その言葉が信じられなかったのだろう。

唖然としているratoratoratoなど無視した感じで、彼はひたすらまくし立てた。
彼の話はほとんど覚えていない。
ただ、最後に言った言葉だけは覚えている。

(某組合)に入れば、将来この問題を解決できる生徒を育てることができる

元々政治的な主張を繰り返す組合に好意をもっていなかったが、
この瞬間、ratoratoratoにとって組合は忌むべき存在になった。

教員がどういう思想を持っても構わない。
毎年靖国神社に参拝してもいいと思うし、
それに反対するデモに参加するのもいいと思う。

だが、生徒を巻き込んだり自分の主張を押し付けた時点で、それは「洗脳」になる。
組合の方々は、生徒・保護者を巻き込む手法が周りからドン引きされていることに
いい加減気付いてほしいのだが・・・。

ちなみに、彼とはその後、顔もあわせていない。
風の便りによると、生徒と一緒にデモ行進していて、そのことを自慢しているらしい・・・。


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2009-12-23 [先生っぽい戯言]

教員をやって今年で11年。公立学校ではまだ3年目だが、
逃げ口上がやたら多いのにいい加減ウンザリしている。

曰く、

格差社会だから生活が苦しい生徒の素行が悪くなるのは仕方ない

格差社会だから生活が苦しい生徒の学力が低迷するのは仕方ない

格差社会だから・・・(以下略)

これを評論家が言うのならまだ納得がいく。
だが、教員がこれを主張する神経が理解できない。

結局、「格差社会」を隠れ蓑にして、何も変わりたくないだけなのでは・・・?


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新しい教員養成のしくみ [先生っぽい戯言]

ひと月ぶりの更新。
筆不精なのを差し引いても長すぎるブランク。
余裕のない自分に情けなくなる。

ただ、「ちらしの裏」に書くようなことがあまりなかった、というわけでもなく、

書くのも憚れるほどムカつく内容がわんさかあった

というわけなのだが。
(ムカつく内容はいずれ時間がとれたら)

ようやく心が落ち着いたので、新しい教員養成制度について少々。

新しい教員養成課程が教育学部・教育系大学院と違うのは次の点。

  • 医学部と同じ6年制
  • 専修免許(上級免許)に相当する資格は、実務経験+1年の修学が必要
  • 教育実習は1年間

これで、疑問点というか、腑に落ちない点が2つほど。

まず6年制にすることで、ますます教員の世界以外を知らない教員が増えるのではないかという点。
教員免許が取りづらくなるのは結構なことだとは思うが、ますます他学部の学生が教員を目指すことが難しくなるのではないか。

また、教育実習が1年というが、

どこが引き受けてくれるん?

実習生を受け入れるには、指導教官が要る。
彼らの授業を常に観察し、指導しなければならないし、教材研究等にも付き合う必要がある。

ただでさえ、中学校や小学校は臨時免許等をフル活用して人材不足を誤魔化しているというのに、
実習生を受け入れるゆとりがあるとは到底思えない。

教員は同じような高等教育(教育系)を受けた同志しか認めない、
身内と思える人間以外はよう育てん。

こんな閉鎖的な思想が見え隠れするのは、ratoratoratoの思いすごしだろうか・・・。


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追記(「外の世界の一人」様のコメントを受けて) [先生っぽい戯言]

前のエントリーに「外の世界の一人」様からご意見をいただいた。


免許の更新をされて能力が常に証明されている
教員の方が安心できます。

仰っている話はまた別の問題ではないでしょうか?
研修の内容に問題があるから意味がない、ではなく
問題点を指摘してよりよい研修にしていくべきではないでしょうか。
そして、それに気づけるのは実際に研修を受けている
教員の方々ではないでしょうか?

実際に数十人程度の足きりが行われているようなので、
そんなに無駄な事とは思えません。 


外の世界の一人様:

貴重なご意見ありがとうございます。

まずは誤解をされているようですが、私は教員免許の制度自体は無意味だと思いません。
ただ、講習の在り方をきっちりさせる前に急いで法令化してしまったため、
「準備不足ではなかったか?」と考える者です。

あと、金を払って受けるからには、実りある研修を受けたいという思いもあります。
そこのところが上手く説明できていませんでした。申し訳ありません。

まず、ご理解いただきたいのが、
初任者研修をはじめとする強制的な研修の質の低さです。
残念ながら企業等で行われる研修とはあまりにもレベルが違いすぎます。
免許更新制度がなくなることを見越しているのでは?と疑いたくなるくらいの
やる気のない講座を開講している大学も少なくありません。
いくつか例を挙げておきます。

  • 情報科の講習で「ホームページビルダーの使い方」研修
  • 講習後のレポートは「書けば何でも通る」と宣言された講師
  • 25年前のデータを出してきて「最新の教育事情」を語る講師

そして、もっと厄介なのが教員自身です。
多くの教員はこういった、まともに講習をやる気のない大学を探すのに必死で、
有意義な研修を受けようという志を持った教員は変わりもの扱いされてしまいます。

何せ、私レベルのグータラ教員でさえ、「何か得られる物があるはず」と口にしただけで
府教委に向いている=現場の考えとはズレていると言われたくらいです。
この間も別の学校のベテラン教員から「ratoratorato先生は前向きだねぇ。ようマネせんわ」だの、
「ratoratoratoさんはまだ免許更新制度があると思ってるん?」と思いっきり皮肉を言われました・・・。

(そもそも、ドキュメンタリー番組に出てくるような熱意のある教員は、教育委員会主催の別の研修を、時間を割いて受講していたり、専門書や事例集などから最新の指導法を学びとろうとしています)

これは私自身が感じたことですが、大学や自治体、そして受講する教員も
すぐに終わることを前提とした新制度とみなして渋々動いている感じがします。
率直に申し上げて、良くしようとする空気は私の職場では皆無に近いです。

せめて10年は続けるという確約があれば、後輩のために
良い方向に持っていこうとする教員も増えると思うのですが・・・。

 

文章をうまくまとめることができず、ダラダラと書いてしまいました。
生徒に常日頃言っていることを自ら顧みて猛省したいと思います。

補足(足きりについて)


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対人関係 [先生っぽい戯言]

他人との人間関係を築くのが苦手な児童・生徒が増えているそうだが・・・

相次ぐ中学生の自殺なぜ 対人関係が苦手?


(一部引用)

 中学生が自ら命を絶つという悲劇が、8月末から連日のように報道されている。「親を巻き添え」「友人と飛び降り」「灯油で焼身」…、いずれもすさまじい最期だ。なぜ、死に急ぐのか…。専門家らは、対人関係が苦手な若者の姿を指摘している。悩み解決の手段として、インターネット上で人生相談をする動きもでている。

■若者が増加

 衝撃的だったのは8月21日に名古屋市で起きた中学3年生男子の焼身自殺。事前に灯油を用意しての、覚悟の自死だった。生徒には昨年、皮膚炎をからかわれ、いじめに遭うという問題が発覚。学校がいじめた生徒らを指導していた経緯があった。その後、本人は「もう何もありません」と気丈だった。学校や両親などが注意を払い続けていたのだが、心の奥底までは救うことはできなかった。

 警察庁によると今年上半期(1~6月)の全国の自殺者数が1万7076人。このまま推移すれば年間最多の平成15年(3万4427人)に匹敵する、過去最悪となりそう。

 なかでも、若年層の自殺が増加傾向となっているのが特徴だ。平成20年は、総数3万2249人で前年比844人減。しかし年齢別で見ると、中高年が減少しているのに、未成年は前年比で11・5%増の611人、20歳代は3・9%増の3438人となっている。

 ■背景に「孤立」

 連続した中学生の自殺の背景には、新学期にさしかかり、心が不安定な時期であるという要因があることには間違いない。

 その上で、自殺予防総合対策センター長の竹島正さん(精神保健)は「少子化が進む社会の中で人間関係を築く訓練が不十分になり、孤立してしまう若年層が増えているのではないか」と分析する。竹島さんによると、若者自殺が増えている英国や豪州では、家庭問題などへのサポートを通じた自殺予防対策が試みられている。「孤立しやすい若者は、より人の助けがいる。積極的に支援する仕組みをつくる必要がある」と竹島さんはいう。


確かに今日の対人関係はかなり鬱陶しい。
その場の雰囲気に合わせるのはもちろん、趣味や考え方まですべてに同調しないと
すぐに人間関係がこじれてしまうようだ。

こういうサポートをするNPOなどは数多く見られるが、
彼らは、児童・生徒がどういう風になればいいのだろうか。

人間の輪に入れるようになればいいのか?
それとも、「孤立」を恐れなくなればいいのか?

教員をやって10年が過ぎたが、ratoratoratoは未だに糸口すら見いだせない。
もっとも、このことを理想論でも精神論でもなく、
理知的に、それでいて真剣に考える教員に出会ったことはないが・・・。


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失業者が学校支援員に。 [先生っぽい戯言]

気がつけば某芸能人が薬やってたり、失踪したりと大変な今日この頃。
先の大戦の事を書いてみようか、と思っていたらこんな記事が目に留まった。

不登校を防げ 失業者対象に埼玉県が学校支援員を募集 


(一部引用)

 埼玉県教育委員会は不登校やいじめなどを防ごうと、県内の小中学校で教員の生徒指導などを手助けする非常勤職員「子ども学校生活支援員」を募集している。支援員が学校内外の見回りなどを行うことで教員の負担を軽減し、教員が子供に指導をする時間を増やすことが主な狙い。さらに、県教委は「より多くの目で子供を見る効果も期待している」と話す。

(引用終わり)


現場の外から人材を募り、現場のサポートをしてもらう。
中々興味深い試みだと思う。
ただ、現場をある程度知ってしまっていると2点ほど心配な点がある。 

まず、これを「失業者対策」の一環とするには余りにもハードルが高すぎるような気がする。
相談室・保健室登校する児童・生徒に対応するのは実は、かなり難しい。
いくら受容が基本だからといっても、
学校の先生や保護者の批判・中傷に同調してはならない。
かといって、「そんなこと言うな!」と全否定するのもダメ。

行政に、志願者の能力・適性を見極める能力はあるのだろうか?

あと、現場がそういう人材を活用できるのか、という疑問も浮かぶ。
導入されてかなりの年月が経つスクールカウンセラー制度だが、
彼らと上手く連携を取れる学校は決して多くない。
酷いケースだと、未だにカウンセラーを「机上の空論」と受け付けない学校もある。
人材を確保しても、それを活用できなければ、何の意味も持たないのではないか。

この試みが上手くいって、全国に広まることを祈るばかり。
ただ、それにはまず彼らに対して、行政も精一杯サポートして欲しい。

失敗すると、

ほらみろ!
よそ者を現場に入れたから混乱したじゃないか!

と一部教員が自分を棚に上げて糾弾する大義名分を与えてしまうことをお忘れなく!


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ひとりごと [先生っぽい戯言]

停学やら保護者対応やらがようやく一段落ついたが、
気がつくと、例の学生の事件が「示談」という結末になったようで。
(どういう力が働いたのかは、想像するだけで怖くてよう述べません)

言うまでもなく、卑劣でかつ傲慢な考えを持った学生たち。
ただ、そんな傲慢さがないと教員は務まらないのかもしれない。

柔軟な考えを持たなければならないはずなのに、
自分に合わない考えや意見を受け付けようとしない。
そのくせ、自分の考えを生徒や保護者に押しつけようとしている。

みんな仲良く、という建前のくせに、
自分は飲み会で上司や同僚、生徒や保護者の悪口で盛り上がる。

現場に数多いこの種の教員ばかり見ていると、
彼らはある意味、教員としての適性が高いように思える。

少なくとも、先輩教員には可愛がられるだろうから。

私立に戻りたくなってきた・・・。


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また不祥事・・・ [先生っぽい戯言]

京都教育大学のあの事件だが・・・。
犯人どもの所作は論外(言うだけでパソコンが腐る)としても、
学長の意味不明な弁明がかなり常識から逸脱したように
多くの方は解釈されているようだが、ratoratoratoの感想は、

さもありなん

この一言に尽きる。

体育会系のノリを社会人になっても引きずったり、
昭和のユルユルな感覚が未だ根強かったり、
外道なことをしでかしていても、元気があって良いと言われるのが教員の世界。

教員を育成する機関だからこそ、
自らを律することを徹底して叩きこまなければならないはずなのに、
教員の世界にどっぷり使った育成しかできないとは・・・。

そら、常識外れな教員ばかり育つわ・・・。


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政治的活動って? [先生っぽい戯言]

教員の政治活動に罰則 自民党が教員特例法の改正を議員立法で検討 

教員が政治活動をしていたら処罰する。
自民党側の組合への牽制という目的もあるのだろうが、内容自体はもっともな事だと思う。

ただ気になるのが、どこまでが政治活動なのかということ。

9条云々の署名を集めたり、研修会を開くのは?
自衛隊云々の署名を集めるのは?
就業時間外ならOKか?レターボックスに入れるだけなら?

その線引きがかなり難しいし、したところで抜け道を探しそうな気がする。
正直、ratoratorato如きの教員にはそこの所が全く分からないし、理解できない。

まぁ、こういう行動をとる教員に限って、

生徒が自分色に染まらなければ気が済まない

ということだけは確かなのだが。


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私立も大概「甘えた」ですな [先生っぽい戯言]

気がつけばGWも終わり。

今年も家から半径3km以上離れなかった・・・。

il||li _| ̄|〇 il||li

家ではグータラしまくる、典型的な仕事バカ。
いい加減仕事から離れたいとと言いつつも、今回のネタも教育関連だったりする。

経済的理由の退学者救って! 私立高生ら訴え

私立高校生が集まって、自分たちの窮状を訴えるという趣旨だが・・・

根本的な何かが違う。

本当にお金がなくて卒業できないのなら、

授業料などの支払いを分割にしてもらう とか、
授業料減免の制度を拡充してもらう
 とか、いくらでも方法はあるはず。

それなのに、何故いきなり私学助成金になるのだろうか?
助成金が復活したからといって、授業料が安くなるわけでもないのに。

学校も学校で、授業料を安易に上げる前に、やるべきことは山ほどあるはず。
教員もやれ不景気だ、やれ学級崩壊だと文句をウダウダ言う前に、
いかにして良い生徒を入学させ、育てていく学校にするか。
そして、苦しくても通える状況を作る方法をもっと真剣に考えるべきではないだろうか。

もっとも、こういう場に出てくる学校は公立・私立問わず、
努力を違うベクトルで突き進んでいることが多い。

そもそも、最初に下げるべき所は学校の質ではないはず。 

まずは教職員の給料だろうが!

給与返上するか、今まで以上に実績を上げようとする心意気くらい見せてほしい。


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